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Posted by TI-DA at

桜の樹の想い出

2007年07月03日

わたしの幼稚園の頃と似ていて だからわたしにはこの子の痛みがわかった
これ以上何を主張したらいいのか これ以上話す事などない 
言葉がある為に争いが起きたから
この子の痛みはこの子しかわからない だからわたしにできる事は 
この子を楽しい気持ちにさせる事
だからわたしはこの子にとっておもしろいなって想う事を考えて 笑わせる事を考えた
一番してはいけない事は作品を批判する事 わかったような事をいう事
そして心配する事・・・ 心配する = 信じていないって事だから 
だからわたしはこの子の前でこの子を心配しているそぶりは
絶対に見せなかった 自分には心配する権利などないと想っていた 
だってこの子はわたしの先輩だから・・・
わたしより遙かに年下でも わたしより遙かに優れている
わたしより遙かにいいものを作っている
それなのに何でわたしが年上だって理由だけで この子を批判する事が出来ましょう!
それなのにみんながみんな、あの子をいじめる事ばかり考えていた 
だったらわたしに出来る事は あの子をみんなの敵意の視線から解放する事ぐらい・・・
だってあの子は断トツで若くて才能があったから
ねたまれる条件を全て揃えていたから・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 09:24Comments(0)

どんぱっち君

2007年07月03日

わたしは小さなあの子の笑顔が嬉しくて嬉しくて
可愛くて可愛くて・・・笑ってくれると嬉しくて・・・
何かおもしろい事がないかいつも考えていた
だって小さなあの子の事は 小さなあの子にしかわからないから
どんぱっち君という太陽のキャラクターがおもしろいと想って
あの子に見せたらあの子は大はしゃぎで笑ってくれた
だからわたしは嬉しくて あの子のシーサーの台の下に
どんぱっち君の切り抜きを隠しておいて
あの子が自分で気がついて笑ってくれるのを待っていた
でもなかなか気がついてくれなかった
だからわたしは自分で隠しておきながら
「あのーすいません どんぱっち君知りませんか?
どんぱっち君盗んでないですか?どんぱっち君なくなったんですよ」
と言ってますますあの子を困惑させる事を考えた
ぜんぜん何の話をしているのかわからなかったみたいで
きょとんとしている様子がおかしくて笑いをこらえながら
ますます「どんぱっち君 探しているんです・・・」と言って
「その下・・・」って言って自分で隠したどんぱっち君を見せた
そしたらもう、大爆笑してくれてわたしは何よりも嬉しかった
こういう冗談は絶対に普通の人では通じない
通じる人と通じない人がいる
あの子には絶対に通じない 嫌な顔されるのがオチだろう

  


Posted by ひだまり 陽子 at 09:39Comments(0)

心配すると言うこと

2007年07月03日

わたしが心配しているそぶりを少しでも見せたら
この子はどんなに傷つくだろう
みんなからこの子の将来はどうなるのかねと想われていて
みんなからこの調子ではダメだダメだって言われていたら
その度にこの子はどれだけ傷ついていただろう
だからわたしにせめて出来る事は 心配していないそぶりを見せる事だった
だってこの子の今とわたしの幼稚園の時はそっくりだったから
この子は15才だけどわたしは5才だった
5才の時のわたしと15才の時のあの子が同じ態度しかとれない
それが何を物語っているのか・・・
感受性が強すぎると言う事・・・それが何を物語っているのか・・・
わたしにだって出来なかった 怖くて出来なかった
そして逆らう必要などなかった 逆らえば損すると想っていた
わたしはせいぜい6才までだった でもあの子は中学生になっても
変わらない いや 変われない・・・
それが才能の差 だった
この子の繊細な気持ちなど理解する人が他にいただろうか
どうやって自分より遙かに高いレベルで物を考えている子の事を
理解する事が出来るのだろうか
全く想像もつかない事を考えていたのに
わたしにだって想像もつかない だからわかったふりはしない・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 09:54Comments(0)

理解する事

2007年07月03日

わたしを理解している人は あの工房であの子だけだった
わたしを本当に理解していたかどうかわからない
でもたぶんきっと、わたしが何であんな態度をとっているのか
わかってくれていたと想う
言葉には出さなくても想いって通じるから
わたしを理解しているのかしていないのか分からない
それが理解しているって事なんだと想う
わたしを理解しているそぶりを見せない
それが思い遣るって事なんだと想う
わたしは自分のことをわかったような事をいう人が大嫌いだった
何も全くわかっていない頭のわるいレベルの低い考えの浅い人に限って
わたしを分かったような事を言う
わたしの事はわたしにしか分からない・・・
それを少なくともわたし達だけは分かっていた
自分より頭のいい人を理解する事など不可能
わたしがあの子を理解する事など出来ない
でも理解していると想う
だってわたしは想像を絶する努力によって
あの子を超えたから・・・
だから自分の分身みたいで 小さなわたしみたいで 
小さいころのわたしみたいで・・・
それでもなぜか、叶わないと想わせる・・・
一生あがいても 才能の差 には勝てないと想わせる物がある
だからわたしはあの子には叶わない
きっとわたしより 傷ついた少女時代を送って来たと想うから  


Posted by ひだまり 陽子 at 10:07Comments(0)

太陽の欠片に

2007年07月03日

初めて逢った時 直感でこの人は何の努力もしていない と感じた
それが正直な感想 だから相手にならないって想った
わたしが今まで努力して来た事・・・それとは比較にならないって想った
わたしは目標がなくなるまで会社員として頑張った
でも目の前で「ああいう事は自分は向いていない」と言い切った
その時その人から何で会社員を辞めたのか聴かれた
わたしは思わず答えてしまった「目標がなくなったから」って!
わたしは本当に目標がなくなった ウソじゃなかった 
でもちょっと言い過ぎたかなって想った
あの人はものすごく驚いた様子で「すごいですね」って言った
それまでは落ちついていた人だったのに それからその人は
落ち着きがなくなってしまった 
というよりわたしはその時誰が誰なのか全然知らなかった
シーサー作りに夢中で 人の名前すら憶えてなかった
わたしは努力している人が好きだった だってわたしは間違いなく
自分で気がつかないぐらい努力して生きてきたから・・・
才能がなくても努力している人が好きだった
でもその人は工房に入っても努力しなかった 
でもわたしは気になっていた だってあの作家さんの子どもだから・・・
間違いなく才能があるって直感で想ってそれから気になって仕方なくなった
何で努力しないのかなって想っていた 今でもその理由は分からない・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 10:18Comments(0)たいよう

智りに捧ぐ

2007年07月03日

わたしは音楽は耳で聴くものだと想っていた
だから歌詞の意味などぜんぜん考えた事なかった
でもあなたの歌詞を聴いて歌詞の意味を深く考えて
聴くようになった わたしはあなたの歌が好きで好きで
琉球時代ほとんどあなたの歌しか聴かないって言うぐらい
あなたの歌を聴いていた 歌詞を全て暗記するぐらい・・・
もし琉球時代にあなたという存在がなかったら
わたしはあの孤独の寂しさに耐える事が出来ただろうか
残酷で儚く強く優しく・・・
あなたが言った「ごみを捨てないで拾って」って
だからわたしは本当にごみを拾った
でも拾ってみて分かった 他人が捨てたゴミを拾うのがどんなに
苦痛な事か・・・わたしは2,3個拾うのが限界だった
自分の捨てたゴミを拾うのは簡単な事・・・
でも他人の捨てたゴミなどさわりたくない
あなたの苦労を想った そして何か協力したいと想った
あなたはあなたにしか出来ない方法で・・・
わたしはわたしにしか出来ない方法で・・・
あなたのやりかたでは甘い、捨てる人がいなくならない限り
ゴミは減らない だからわたしは手段を考えた もっともっと
簡単でかつ確実に人に届く方法を・・・それがわたしのやり方・・・
だってわたしには人前に立つことも歌う事も出来ないから  


Posted by ひだまり 陽子 at 10:53Comments(0)さとる

引き裂かれた恋

2007年07月03日

あなたに他に好きな人がいるってみんなから聴かされていて
わたしはその度にずっとずっと悲しい想いでいっぱいだった
あなたの生まれた年はいつなのか他の人に聴いたら
みんなは教えてくれようとしなくていつもごまかされていた
何歳ぐらいじゃないかな・・・って言ってあなたの年齢さえも
わたしは知る事を許されていなかった
もしあの時あなたがわたしのそばにいてくれてたら
遠くからじゃなくて近くからわたしを応援してくれていたら
わたしはあんなにも醜い姿になる事はなかっただろう
わたしはあんなにも辛い想いを、淋しい想いを、悲しい想いを
せずに済んだだろう あの時 嫉妬 というものがなければ
人の幸せを自分の事のように想える人達ばかりだったら
わたし達はもっと早く遠回りせずに・・・
わたし達は運命だった だってあなたはかっこいいから
わたしの好みだから だってあなたには才能があるから
わたしには持ってない才能があるから 
わたしはあの工房であなたと話した事はあんまりない
でも裏であなたがわたしをかばってくれていた気がする・・・
あなたがいなかったらわたしはもっともっとひどい
嫉妬やいじめにかられていた気がする・・・
だから何となくお世話になった 一体何をしてもらったのか分からないけど
あなたにはものすごくお世話になった気がする
支えてもらっていた気がする もしあの時わたし達が結ばれていたら
わたしは自分に満足してしまって 芸術文化を築く事が出来ただろうか
苦しみ悲しみ辛さわびしさ寂しさ・・・そういったものをぜんぶぜんぶ
ひとりで抱え込んで誰にも相談する事が出来ず・・・
あなたの気持ちに気付いていたらわたしはもう
努力する事をやめた気がする
でも好きで好きでたまらなかった 
ただ尊敬はしていなかった だってあの時のわたしは一つのことを
これ以上 上はないっていうぐらいやり遂げたわたしだったから
なんでこんなに気になっていたんだろう
わたしはいつかきっと近いうちにあなたと逢える陽が来る・・・
あなたの事を尊敬出来る陽が来たら・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 11:06Comments(0)たいよう

恋する人と愛する人

2007年07月03日

わたしは実家に戻ってからもあなたの名前を検索して
あなたの事を想っていた どうしてこんなに惹かれるのかな・・・って
なんでこんなにも惹かれるのかな・・・って
惹かれて惹かれて仕方ない・・・好きで好きで仕方ない・・・
例えあなたがわたしを好きでもきらいでも
例えあなたがわたしを憎んでいても軽蔑していても
好きで好きで仕方なかった 
「 愛する人は今、幸せだろうか・・・ 」
「 恋する人は今、わたしの事をどう想っているのだろう・・・ 」
わたしはいつもオロオロしているあなたしか知らない
オロオロしている人なのかな、不思議だな、強そうなのに不思議だなって想っていた
はじめの頃は、そうでもなかった
あなたがテレビに映っている様子を見てびっくりした
こんなにかっこいいんだって・・・こんなに落ちついているあなたは初めて見た・・・
これが普段のあの人なのかな・・・それにしてもいつもと全然違うな・・・
この落ちついた姿がいつもわたしに見せてくれていたら わたしはきっと
あなたを恋せずにいられなかっただろう でもわたしはあなたを愛したけど、恋はしなかった 
「 愛する人は今、幸せだろうか・・・ 」
「 恋する人は今、わたしの事をどう想っているのだろう・・・ 」
わたしはあなたを愛したけど、今、もう少しで恋出来る気がする・・・ 
尊敬できる時が来る気がする・・・きっと、もうすぐ・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 12:50Comments(0)たいよう

わたしの為に・・・

2007年07月03日

あの醜い心を持った奴にわたし達の恋は引き裂かれた
わたしの為、わたしの為って言いながら
わたしを傷つけているにすぎない奴・・・
あいつに何度わたしは傷つけられたか・・・何度不愉快な想いにさせられたか・・・
「そういうところがひだまりさんの悪いところだよ・・・」
「そういうところがひだまりさんがみんなに嫌われる原因かな・・・」
「そういうところがひだまりさん直した方がいいよ・・・」
しょっちゅうしょっちゅう言われた わたしはうっとうしくて仕方なかった
あいつの為にわたしはどれだけ傷つけられたか分からない・・・
あいつはいつも言っていた あの太陽の欠片に彼女がいて
太陽の欠片は彼女に夢中だって 彼女しか目に入らないって・・・
だから絶対にあきらめた方がいいよ・・・そういう事ばかり言っていた
わたしは最初は優しくていい人なのかなって想ったけど
最後にはあいつが大嫌いで大嫌いで仕方なくなった
最初にいい人だな、優しいなって想った人ほど最期には大嫌いになる事が多い  


Posted by ひだまり 陽子 at 12:55Comments(0)泡盛

食堂で・・・

2007年07月03日

びっくりした事がある わたしの大好きなあの人に
「 嫌われてるのかな・・・ 」 って聴かれた事
その時わたしは 「 なんで彼女もいるわたしを眼中にないこの人が
何でわたしに嫌われているのかどうか気にするのかな・・・」って・・・
単に食堂に行って二人分の席を一人で座っていただけだった
それだけだった それで太陽の欠片が隣に来てくれて 
座る場所がなくなって座れなくなった 「 嫌われているのかな・・・」ってひと言で
もしかして・・・って想った でも気のせいだろうなって想った
わたしはその陽、食べたい料理がいっぱいあって 太陽の欠片と料理を交換した
4人で食べたけどみんなで料理を交換した わたしは嬉しくて嬉しくて
でもなぜか早食いしてしまった わたしはあの人の事を愛していたけど
恋していなかった だってあの人はあの時あまり努力をしていなかったから
わたしが原付バイクに乗って転んだって事をあの人に言った
みんなはドジだドジだってからかってわたしの事を心配などしなかったけど
あの人だけはわたしの事を 「 大丈夫だったんですか 」 って聴いてくれた
優しいな、わたしの事を心配してくれて・・・わたしの事を心配してくれているのは
あの人だけだった わたしに甘えた事のない人はあの子だけだと想っていたけど
あの人も甘えたりしていなかったのかな わたしには想像もつかない寛い想で
わたしを見守ってくれていたのかな・・・だってあの人の真似はわたしには出来ない
だってわたしは 「 鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス 」 だから
あの人は 「 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス 」 だから・・・
わたしは腹がたつ事があったら心の中で相手を罵倒しまくる
でもあの人は心の中でも相手を罵倒しなくてきちんと相手に向き合っていた気がする・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 13:06Comments(0)たいよう

怒る理由

2007年07月03日

何であの人はよく怒るのかなって想っていた
今思えば怒る理由がだんだんと分かってきた
わたしがあまりにも他人行儀だったからだろう
あなたのお父さんを尊敬しているわたしは
あなたからお父さんを紹介されて わたしはお礼を言った
「 当たり前じゃない・・・ 」 って言われて
「 当たり前ではない・・・ 」 って想った だってわたしはあなたを
友達とさえ想っていなかったから 
あなたがわたしを友達だと想っていないと想っていたから
ただの単なる同僚だと想っていたから
だからわたしはあなたから紹介された事が意外で意外で仕方なかった
次の陽、わたしは単にあなたに話しかけるきっかけがほしくて
あなたにまたお礼を言った そしたらあなたは怒って
「だから、、、当たり前だって・・・」ってものすごく嫌な顔をした
あの時に嫌な顔をした気持ちがよく分かった
あなたは決して一度でもわたしをバカにしたりした事がなかった
わたしの恋した人は何度もわたしを心の中でバカにしていた
だからわたしは最後に徹底的に恋した人をバカにしてあざ笑って
その職場を辞めた あなたとわたしは同僚だった 
同じぐらいの給料をもらっていた 
あの恋した人とわたしは上司と部下だった 給料がぜんぜん違った
でも今、そんな立場でもわたしはもう社会に出て15年
あの恋した人はたったの1年未満・・・
わたしの方が社会人として遙かに上 それなのにわたしがその事を隠していたから
あの恋した人はわたしの事を何度かバカにしていた それが原因 それが決定的な事  


Posted by ひだまり 陽子 at 13:16Comments(0)たいよう

商売人と芸術家

2007年07月03日

わたしの愛する人がわたしの恋する人になりそうな気がする
もう少しで恋する事が出来るようになる気がする
今、ものすごく努力をしている わたしには出来ない努力をしている
わたしは努力する人が好きだから 
わたしは商売人の子どもとして生まれて 商売の街で育った
あの人は芸術家の子どもとして生まれて 芸術の島で育った
育った環境と持って生まれた才能・・・
これだけはもう、どれだけ努力しても切っても切れない運命
わたしには芸術の才能はあまりない 努力によって ある程度まで得る事が
出来たけど それ以上 どう努力していいのか分からない
わたしには商売人の血が流れていて 商売人としての才能がずっと上・・・
あの人は今は商売人としても芸術家としても わたしに叶わないけど
いつか必ず芸術家として軽く抜かされる陽が来る事でしょう・・・
でも商売人としては一生どう努力してもわたしを超える事は出来ない・・・
誰もわたしを超える事は出来ない 少なくともあの事務処理能力だけは・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 13:24Comments(0)たいよう

才能

2007年07月03日

あの工房でわたしは毎日毎日怒られてばかりいた
不器用、大雑把、いい加減・・・そして最も精神的苦痛だったのは
自分より遙かに才能のない、ただ単に器用なだけの人から
「 才能がない 」 って言われる事だった
わたしはあの工房で徹底的に劣等感を植え付けられた
確かにわたしは不器用だった 他の人よりなかなか上手にならなかった
でもその代わりわたしは毎日毎日 質の高い好みの無料の美術館 = 
那覇の民芸屋 に行って感性を磨く訓練をしていた
その結果、漆喰に転向した時に 今までため込んでいたマグマがふきだすかのように
わたしの才能が花ひらいた わたしは一日24時間、何かいいアイデアがないか・・・
そればっかり考えていた 工房の人達はみんなわたしに八つ当たりばかりしてくる
ちょっとの事でいちいちあげあしを捉えて、少しのスキを見せればここぞとばかり
注意してヒステリックに怒ってくる 才能がない、才能がない、あなたなんて
何をやってもだめ・・・そういった事ばかり言われていて、どうして
シーサー作りに集中する事が出来よう
わたしはあの工房でプライドをずたずたにされた 
今までの自分のほこりなど何もかも捨て去っていたのにその上
会社員をしていた事はもう捨てなさいって言われた・・・
これ以上、どうやって捨てたらいいのだろうか・・・
会社員をしていた事は自分の誇りなのに  


Posted by ひだまり 陽子 at 16:36Comments(0)陽だまり

ストレスの犠牲

2007年07月03日

わたしが一番よくお互いの事を話していて何でも話せる仲だった
あの子は、わたしがあの工房を辞めると言った時
「あ、そうなんですか・・・」それしか言わなかった
わたしは「ああ、こんな奴だったんだ・・・」と想った
そして「今日でここ辞めれるなんてほんとに嬉しい」と言った
わたしはもう、解放される気持ちでいっぱいだった
こんなところ、もう、辞めたくて辞めたくて仕方なかった
みんながみんな、わたしに八つ当たりしてくる
同じ顔の作りたくもないシーサーを作るのも苦痛で苦痛で仕方なかった
あの工房を辞めて、わたしはもう、嬉しくて「やっとこの重荷から逃れられる」と想った
今思えば、みんなはどれだけわたしに八つ当たりをしていた事だろう・・・
どれだけわたしに甘えていた事だろう・・・
ひだまりさんだったら何言っても許してもらえる
そんな気持ちがみえみえだった
わたしはひだまりさんの為にいろいろしてあげているから・・・
そんな事ばっかりみんな考えていた
比較的男性はみんなわたしの事を尊重していたけど女性がひどかった
あの泡盛みたいな名前の奴とあのヒステリックな女達・・・
もうこんな奴らと関わるのは勘弁したい・・・そんな気持ちだった
その時はそこまで想ってなかったけど辞めてからどれだけあいつらに
ストレスをぶつけられていたのかがよく分かった  


Posted by ひだまり 陽子 at 16:49Comments(0)愛情

繊細さ・・・

2007年07月03日

わたしの小さな友達はわたしの大切な友達
わたしは一度も 言葉 で会話した事はないけれど
わたし達はいつも想が通じあっていた そんな気がする
わたし達にしか分からない事があった 
わたし達が話さなかった理由・・・必要なかったから
わたしは絶対にこの子に言葉を話させる事を強要しなかった
みんな、みんなあの子を心配してるって言いながら
あの子を傷つけていた 
わたしはあいつに 
「 もっと面倒見てあげて ぜんぜんあの子の事を心配していない 」って
言われていた 自分のことをよく見せようと必死なだけのバカ男に・・・
わたしはこれ以上どう心配したらいいのか分からなかった
だって本当に心配だったから・・・でもあの子は大丈夫だと想っていた
あの子の父親に 大丈夫ですか?って聴かれた時
わたしは 「こんなに大丈夫な子に何を言うの?」って想って
父親を不思議そうな顔で見た
父親さえもあの子を理解していなかった・・・
父親さえもあの子に依存していた気がする・・・
それがどれだけ残酷な少女時代だったのだろうか
わたしの少女時代の事を想い出す
自分ほど残酷な少女時代をおくった子どもはいないと想っていたけど・・・
わたし程度の繊細さが社会で生きていくぎりぎりの繊細さ・・・
これ以上繊細だと一般社会で生きていくのは不可能・・・!  


Posted by ひだまり 陽子 at 19:15Comments(0)

薬局で

2007年07月03日

わたしがあの子と薬局でばったり逢ってしまった
わたしはやばいって想った だってあの病気だったから
「ああ、この子もおんなじなんだな、その気持ちわかるわかる・・・」
わたしもあの子もどこから見ても風邪をひいているようには見えない
わかるわかる・・・って想っていた事、あの子も同じ事を想っていた気がする
わたしは待合室で待っている間、何で逢ってしまったのだろう・・・
知られたくなかったな・・・でも知られても仕方ないや・・・
だってわたしはあの工房で 「 鈍感で無頓着 」な自分を演じていたから
知られたくなかった、苦しんでいた事
隠しておきたかった、辛くて辛くて仕方なかった事
だって、それを知られたら相手を傷つけるかもしれないから・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 19:24Comments(0)陽だまり

太った理由

2007年07月03日

わたしは琉球時代、毎日が苦しくて苦しくて仕方なかった
淋しくて淋しくて 心細くて心細くて 悲しくて悲しくて 辛くて辛くて・・・
不安で不安で仕方なかった
だから仕方なく病院に通っていた その副作用で太ってしまった
激太りしてしまった・・・ストレス太りだったのか それとも
琉球に永住しない為の自己防衛だったのか・・・
わたしは琉球でずっと眼鏡をかけて100円のTシャツに100円のサンダルを履いて
髪の毛はぼさぼさでセンスの悪い服を着ていた
おしゃれする余裕など欠片もなかった
そのぐらい 想 が疲れ切っていた
疲れて疲れて・・・それなのに毎日毎日責められて責められて・・・
その責められるのが辛くてますます何もやる気が起きなくて・・・
わたしが一瞬でもぼんやりしていると ここぞとばかりにヒステリックに怒鳴られる
耐えられない毎日だった うっとうしくて仕方なかった
その上、わたしが太っていくのを嬉しそうにしていた気がする
口では心配だと言いながら いちいちどこまで太るの太るのっていちいち指摘する
うっとうしい人がいた この人のおかげでわたしはどれだけ傷つけられただろう
その人はそのたびに 「 わたしって人の事を心配するいい人なのよ 」 って想っていた!
だから今、こんなに差がひらいた あの人とわたしの作品の魅力は比較にならない
あの先輩は今、全く魅力のないものを作っている
この程度の奴に 才能がない って言われていたらそりゃぁ、ストレスで太るでしょう!
  


Posted by ひだまり 陽子 at 19:32Comments(0)陽だまり

退職の理由

2007年07月04日

わたしがあの工房を辞める事に決まった日
わたしはあの子に「 今日でここ辞めれると想ったら本当に嬉しい 」って言った
わたしはやっとこの重荷から解放されるのかと想うと
本当に嬉しくて嬉しくて仕方なかった
だって作りたくなかったもん
それに先生がわたしの事をあんな風に想っているなんて知らなかった
「お前は遅刻ばっかりするし無断欠勤はするし仕事のレベルが低すぎる
今年いっぱいだと想っていたけど今日で辞めるか今月いっぱいにするか?」だって
ばかばかしいよ。こんなところで働くのなんて
先生がこんな事を想っていただとは想わなかった
「あ、そう今日で辞めてやるよ、ばいばーい」そんな気持ちだった
さすがに口には出さなかったけど
わたしは何も言い訳せずに「今日で辞めます」ってひと言言った
こうしてわたしの退職はあっさりと決まった
わたしはもう、解放された気分でいっぱいでいっぱいで仕方なかった
太陽の欠片のいない工房なんかわたしにとって何の魅力もない
でもただ、桜の樹とお別れするのだけは嫌だった  


Posted by ひだまり 陽子 at 08:14Comments(0)陽だまり

桜の樹のお別れ

2007年07月04日

わたしが辞める事になった日、あの子に辞める事を告げた
わたしたちは言葉さえ交わさなかったけど心がつながっていたから
「わたし、今日で辞めるねん、いろいろありがとうな、
なんか、いろいろありがとう」って言った
そしたらその子はものすごく嫌な顔をして後ずさりして逃げていった
わたしは何か悪いこと言ったかな、わたしとしゃべりたくなかったのかな
残念がってくれる事を望んでいたのに
わたしは不思議で不思議で仕方なかった
けど、後から考えてみればあれほど悲しんで悲しんでくれる子はいない
悲しすぎて悲しすぎて・・・だからあんな別れ方だったのだろう
その子の後ろ姿を見て、わたしは「あ、この子とはいつかまた逢えるな」って想った
直感だった いつかきっと、友達として逢える時が来る気がする・・・
だってあの子はわたしの一番の理解者だから
だってあの子の一番の理解者はわたしだから
同じ痛みを味わって生きてきたから・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 08:24Comments(0)

太っていった

2007年07月06日

わたしが太っていくのを一番喜んでいたのは
表面で一番心配していたあの人だった
あの人はわたしのお金の心配までしていた・・・
しかもそれは、太陽の欠片の前でだけで・・・
毎日毎日指摘されていた 
どこまで太っていくの~ そんなに太ってやばいよ~
心配しているんだよ感謝しなさい そんな気持ちがみえみえ
わたしにとってはうっとうしくてうっとうしくて
その度に傷ついて傷ついて・・・耐えられなくてますます太って・・・
口先だけの 「 心配 」 ほど人のこころを傷つけるものはない
心配していない人に限って人の事を心配しているふりをする
あの泡盛みたいなバカ男も同じ
わたしを心配しているふりをしてわたしを嫌な気分にさせていただけ
ただ単に二人とも太陽の欠片との仲を邪魔したいが為に・・・  


Posted by ひだまり 陽子 at 10:18Comments(0)シーサー

好きだった

2007年09月17日

好きだった 好きだった すごく好きだった・・・
でも、あなたには彼女がいた 
わたしはあなたの顔を見る度に悲しい想いでいっぱいだった・・・
好きだった 好きだった すごく好きだった
あなたが彼女一筋って言っていたから・・・
その為にわたしは何をしたらいいんだろう
わたしは自分を磨くしかないと想った
どうやって自分を磨いたらいいのだろう
でも実際は、女としての自分を捨てていた
わたしは熱中していた シーサー造りに
アイデアを考えるのに精一杯だった ずっとずっと熱中していた
いつも考えていた 何かいいアイデアないかな・・・って
わたしはあなたが好きでありながら あなたの事が眼中になかった・・・
  


Posted by ひだまり 陽子 at 13:23Comments(0)たいよう